瓦を科学

瓦の種類による特徴

屋根瓦は雨水を通さず富山の風や積雪に耐え、50~100年にわたり夏涼しく冬暖かく家を守り、雨音や騒音を遮断します。

●日本瓦について

建築の美は瓦から、日本の美は屋根瓦から生まれる。日本瓦は住まいの静けさをもたらし、日本人の癒しの原点となります。

A.陶器瓦(粘土)陶器瓦

伝統的な和瓦の系譜を受け継ぐ、屋根瓦の伝統美を基本モチーフとしたデザインです。

B.銀いぶし瓦(粘土)銀いぶし瓦

渋い銀色の独特の光沢と日本の風景に溶け込む上品な美しさを発する美しい、いぶし瓦は釉薬(ユウヤク)を使わず、焼成したあとに空気を完全に遮断、「むし焼き」にする燻化工程が特徴で防水性と強度に優れています。

C.本葺瓦(粘土)本葺瓦

本平瓦と素丸瓦を組み合わせて葺くこの瓦は、重厚感があり、日本の伝統建築には無くてはならないものとなっています。

D.平板瓦(粘土)平板瓦

平板状のデザインが特色で、美しい色彩と優れた耐久性を兼ね備えバランスに優れた屋根材として定評があります。

●洋風瓦について

西洋建築にナチュラルな味わいを演出する洋風瓦は、国産の洋瓦もあります。

A.平板瓦(粘土)平板瓦

伝統の風格と気品を再現した華やかな屋根瓦。フラットな形状により、様々な住まいに格調高さと高級感を演出します。また地震、台風などの自然災害から屋根を守ります。

B.S形瓦(粘土)S形瓦

山と谷が一体となった一枚の瓦で形成され、施工性・コストパフォーマンスなどが著しく向上。S形の生み出す凹凸感により、地中海沿岸の建築をイメージさせるような洋風感覚あふれる屋根に葺きあがります。

●機能性瓦などについて

A.環境瓦(粘土)環境瓦

陶器瓦と苔の組み合せ(瓦の表面で苔を生育)で屋上緑化を促進。高い断熱効果でヒートアイランド現象の緩和を実現。潅水・施肥・刈込みなどのメンテナンスもほとんど不要です。

B.塀瓦塀瓦

日本の伝統のある瓦の味わいをいかした品格のある個性豊かな塀のデザインで、住まいの風格と美しさを提供します。

C.ガラス瓦(ガラス瓦採光システム)ガラス瓦(ガラス瓦採光システム)

住宅の天窓、日照条件の悪い住宅の採光などに、一般的な瓦と同形のガラス製瓦で屋根開口部を葺くこともできます。屋根に凹凸を作らず、瓦屋根の美しさを損ないません。

D.支持瓦(太陽光パネル支持瓦)支持瓦(太陽光パネル支持瓦)

太陽光パネルを支えるアルミダイキャスト製瓦です。一般的な陶器瓦と同形状のため止水に優れ、大掛かりな瓦加工が不要で施工性も良く、軽量のため屋根への負担も少ない安心工法です。

E.配線瓦(太陽光発電ケーブル用)配線瓦(太陽光発電ケーブル用)

支持瓦に適合した瓦屋根に対し、ケーブルを太陽電池モジュールの下から屋根裏へ隠蔽配線できる専用瓦です。屋根上に配管が露出することなく、仕上がり良く設置できます。

F.遮熱瓦(エコ瓦)遮熱瓦(エコ瓦)

屋根温度を下げる瓦。太陽光に含まれる赤外線を選択的に反射させることによって、黒色や濃い茶色でも小屋裏温度の上昇を防ぎます。

組合には瓦を科学して生まれたガイドラインがある。

建築基準法に基づき、全国の瓦組合で自主的に定めた、住宅の品質を確保するための施工工事基準があります。主として風速と地震を科学的に分析し対策されました。この基準をすべての組合員が遵守することでバラツキのない安全性をお約束するものです。

瓦の相談は安心できるか名店へ 組合員名簿
10みのわ窯業 20鶴弥北陸支店 30マルスギ 70アサノ科学 80 雪止・落雪防止装置 ゆきもちくん 90 ヤナイ・ソフトウエアー